TREASURE★CHEST

果たして長続きするのだろうか?と思いつつ、今日まで続いているブログ

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Q&A

2015年 01月09日 18:31 (金)

さて、エレファントノーズの飼育を考えている方もいらっしゃるようなので、ここで今一度、この魚についてのあれこれ。正直、過去記事の方も、ずいぶんと月日が経ってるし、画像のファイル名のダブりなどで上書きされてしまったりもしてるんで、もう一度記事にしてしまおうってことさ。

①エレファントノーズって、どんな魚なん?
古代エジプト文明。壁画などにも描かれ、神話にも登場する。エレファントノーズをモチーフにしたと思われる装飾品も存在するらしい。すっげー昔から知られる魚。
アフリカはナイル川出身。その他の魚に括られることもあるが、アロワナ目モルミルス科モルミルス亜科グナソネムス属に属する、分類上はアロワナの仲間になる立派な古代魚。

※撮影日 2012年3月3日 購入した日。
120303.jpg

象の鼻のように長く突き出した部分は鼻ではなく、下顎が発達した器官で、餌を探す時などに使う。口はその器官の根本にある(ダブルトランクエレファントは長く突き出した器官の先に口がある。また、まったく突出していない種類もいる)。
非常に好奇心旺盛で、他の魚に比べても頭がいい。他の魚を追いかけるのも、攻撃の意図はなく、むしろ好奇心の現れなんじゃないかと、個人的には思うのだが・・・。

新しい物が水槽に入ったりすると、このとおり。
aiq.jpg

②習性とかどないやねん?
視力が弱い代わりに、尾柄部分に微弱ながらも発電器官を持つ発電魚である。自分の体の周りに電磁場を作ることによって、周囲の障害物や生き物、餌などを感知する、言ってしまえば生きたレーダーのようなものだ。
そのため、自分の作った電磁場を乱されるのを嫌う。そうなると非常に攻撃的になるので、同種・近縁種のみならず、発電能力のある魚は同居は不可能。
群泳させれば、一番強い個体に従うように泳ぐらしいが・・・。

③どうやって飼うのん?
普通に熱帯魚を飼育できる環境があれば、飼えます。
水槽サイズは、45cm~60cmくらいが妥当かしら。水質は弱酸性~中性前後で問題ない。水質・水温の適応範囲も比較的広くて、基本的には丈夫な魚だ。
強い水流は好まないそうですが、うちではエーハイム2213をフレキシブル排水口からダイレクトに出してても問題ないようです。逆に水流に向かって泳ぎ、ジャンプして一回転するなどして遊んでます。
前述のとおり、ジャンプするので、飛び出し対策は必須。異常にジャンプする回数が多い場合は、ストレスによるもの。水質が合わない、水槽が狭いなどが原因らしい。

④大きくなるん?
エレファントノーズ、ダブルトランクエレファント、ホエールエレファントなどは、概ね20cm~25cmくらいだと思います。ただ、水槽内では成長させることが難しい魚なので、全長はあまり気にしなくてもいいでしょう。
ちなみに、ドルフィンモルミルスは30cm~くらい、最小種のポーリーミルス・イシドリなんかはMAXでも5cmくらい。

⑤何、食べますの?
基本的に人工飼料は食わないので、冷凍赤虫またはブラインシュリンプになる。うちのは人工飼料をまったく食わないわけではないが、それは個体差なので、食べないと思った方がよい。
給餌の回数は、我が家では、水換え日は餌抜きで、他は忘れなければ毎日1回、消灯後に人工飼料+冷凍赤虫。
ただ、エビや魚も食べないわけではない。死骸を食べたりもするようだ。
うちのは赤虫に慣れきってるせいか、ブラインに反応しなかったw
餌を食べるのは早くない上にヘタクソなので、素早く餌を食べ尽くしてしまう魚とは一緒にしない方がいい。

⑥シェルター、いるんちゃいますの?
割った植木鉢、土管などがあった方が落ち着きます。自由に通り抜けられる物がベスト。
環境に慣れれば、照明が点いていても、時々出て来ては泳ぎます。

※撮影日 2012年8月18日
120818.jpg

⑦混泳、どないなねん?
かつて、色んな魚と混泳を試みた。

<失敗 その①:アフリカンラインプアイ>
夜間に追い回されるストレスによって、ポツリポツリと消えてしまった。

<失敗 その②:マーブルレイオカシス>
アジアに生息する小型ナマズ。多少追い回されてはいたものの、そこそこ上手くいっていたのだが、横っ腹を噛まれてしまい、それが致命傷になってしまった。

<失敗 その③:ミクロシノドンティス・バテシー>
シノドンティスに近縁な小型ナマズ。マーブルレイオカシスと同じ結果。

<失敗 その④:オレンジシームプレコ>
プレコは数種類一緒に飼育した。アルビノブッシー、ブラックアーマード、タイガーフィンサタン、マスタードファントム。いずれも失敗に終わった。

<失敗 その⑤:シノドンティス・ショウテデニー>
温和な部類のシノドンティス。わりと長いこと同居していたのだが、ケガを見付けたので中止した。ケガといっても大したことはなかったんだが、いつ入荷するかもわからんシノドンだったんで、大事をとってナマズ水槽に移動させた。

その他、ビルマサカサナマズ、グラスキャットとコリドラスはどちらもNGだった。

続いて、成功例。

<成功 その①:ブラントノーズガー>
ガーに似た体型の中型カラシン。なぜか一切興味を持たれず、成長とともに別水槽に移動させるまでの間は何の問題も起きなかった。最も、さらに長く一緒にさせていたら、どういう結果になったのかはわからない。

<成功 その②:アナドラス・アッパーテフェ&ハンコッキートーキングキャット>
小型のドラスキャット(トーキングキャットの仲間)。餌の時以外は、石のように動かないナマズなので、それが良かったのだと思われる。現在もトラブルなく同居中。

現在は、ご存知のとおり↑のドラス2匹、シルバーシャーク2匹とマーブルグーラミィが同居している。もちろん時々追いかけられてはいるが、大したダメージにはなっていないようだ。
シルバーシャークも餌取りはヘタな方だし、グーラミィもおちょぼ口なので、食いっぱぐれも起こらない。ドラスも小型であり、彼ら用に人工飼料の比率を高めにしてあるので問題ないのだろう。底面を這い回っていい感じに冷凍赤虫を巻き上げてくれるので、エレファントが食べやすいようにひと役買ってくれるくらいだ。

⑧どういうの、選べばいいのん?
多少、ヒレが裂けていたりしても、すぐに再生するので問題ないです。
現地から餌を切られた状態で入荷するからなのか、痩せ気味の個体が多いですが、元気な個体であれば立て直しは難しくないはずです。

補足。
給餌は一日二回と言われる方もいるようですが、それは一時に大量に食べる魚ではないため、消化サイクルを考えてのことなのかも知れません。グリーンナイフを飼育したことのある方ならイメージしやすいかと。
うちはあくまでも一日一回ですがw

ま、必要な情報が入れば付け足すし、間違っていればその部分は消していくので、これからも定期的に記事になるであろう。今回はこれで、いかがでしょう?

テーマ : 熱帯魚
ジャンル : ペット

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丁寧な解説を

2015年01月09日 22:17

懇切なる解説をありがとうございます!
やはり現在進行形で飼育されている方の解説は説得力がありますね。
特に「混泳」については「経験」に裏付けされたものなので大変参考になりました!
しかしプレコ類がダメだったというのは意外でした。この場合プレコがやられるのでしょうか?エレファントが舐められるのでしょうか?

問題の餌やりの件、「グリーンナイフ」で納得いたしましたw

お陰さまで飼育に対するモチベが上がってきました~!
次にショップで状態の良さそうな個体を見たら即(お財布と相談してw)購入したいと思います!

No title

2015年01月09日 23:39

ばんなりまして〜!

エジプトの人々に崇め奉られた魚なんですねー!なんだかロマンを感じます゚+.゚(´▽`人)゚+.゚
確かに壁画に書かれてそうな変な形して…いやいや、ステキな形の魚ですもんね!

電磁波出してるんですか!
エジプト…ピラミッド…電磁波!!何かと交信でもしてそうです((´∀`*))

ブラインシュリンプはエレファントノーズ用に沸かしてたんですね!でも食べなかったと…。
冷凍赤虫が主食とは、なかなかセレブなお食事ですな。。。

グラスキャット飼われてたのですね!透明な体にピロピロなヒゲに惹かれます♪
グラスキャットって飼育難しいですか?私でも飼えそうでしょうかσ(^_^;)?

No title

2015年01月10日 15:08

カラポさん、こんにちは!

お役に立てて何よりです。
これでヘンな魚人口がひとりでも増えてくれると嬉しいですw

ふむ。

プレコの場合、やはり感覚器官のあの鼻でつつかれるのがストレスになるのと、お腹の柔らかい部分を噛まれてしまうことがあったんですよ。プレコは底モノとはいえ、流木があると立体的な動きをするんで、そこを狙われたようです。
逆にエレファントが舐められてしまうケースはほぼ、ありませんです。

もうひとつ補足ですが、水作マグテンプのような、マグネット式の水温計や、ゴムの吸盤ひとつでフラフラと安定のないタイプの水温計は使わない方がいいです。
エレファントが興味を持つと、水槽のガラス面にカチカチぶつけるので、割れてしまいます。実際、うちでは既に2本割られています。

ナイフ使いのカラポさんなら、おわかりいただけるんじゃないかとw

一度の給餌で、とりあえずお腹がふっくらしているのを確認できればOKです。心配なのは最初のうちだけで、そのうち雑になってきますけどw
値段はけっこう幅があり、1,000円台~3,000円台といったところでしょうか。
良個体に出会えることを祈っております!

No title

2015年01月10日 15:12

ゆぱさん、こんにちはー。

太古の昔より、人々の暮らしに密着している魚だったようで、実際今でも現地では食用として流通しているようですね。

古代生物なのに、発電機能とか、未来に生きてますね、彼らって!

赤虫しか食べない魚は他にもたくさんいるんで、特別な感じはありませんでしたが、いちいち用意しなくちゃならないのはちと面倒です;

グラスキャットは、飼育するのはさほどの難事ではありませんが、やはりナマズなので、物陰に隠れがちですね;透明な上に隠れたがりなんで、より一層目立たないかと・・・w

No title

2015年01月10日 15:59

ほほう!
古代魚の一種だったのですね。
それを今でも食用って・・アフリカは凄い。

この間、ショップで見かけたエレファントノーズは
もう一度見に行ったらいなくなってました(泣)
結構元気で良さそうな個体だったので売れちゃったのかな・・
今頃、SPEED★KINGさんの記事を読んでるかもしれませんな!

No title

2015年01月11日 17:49

mochiさん、こんばんはー。

古代魚って知らない人はけっこう多い気がします。
現に私も最初は知りませんでしたヨ・・・。

アフリカは、コンゴ川にナイル川、マラウイ湖にタンガニイカ湖など、水のないイメージがありますが、熱帯魚の宝庫でもあるんですね。
壁画には、他にも色んな魚が描かれているそうですよ!

おやおや・・・いなくなっちゃってましたか~。それは残念ですね。
ん?残念ということは、お迎えする気だったということでしょうかw
買われた方、これからヘンな魚の世界にハマってくれることを期待してます!