TREASURE★CHEST

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メタリズムⅥ

2017年 03月16日 03:05 (木)

ブラック・メタル。
反キリスト・黒魔術・悪魔崇拝。
音楽的にも思想的にも危険。メタルの中でも極めて異端な音楽であります。
ブラック・メタルは、一部の熱狂的なマニア向けの音楽であり、決してメジャー・シーンには登場しないもの。
今回はそんなダークな世界から、ブラック・メタルにシンフォニックな要素を加え、一躍ブラック・メタル界のスター的存在になった二組のバンドをご紹介。いわゆる普通のヘヴィ・メタルに比べればアクは強いが、このタイプのサウンドにしては聴きやすいのも魅力。


ディム・ボガー「イン・ソルテ・ディアボリ」(2007年)

日本盤には「~魔界選歌~」のサブタイトルがつく。
デス・メタルやブラック・メタルの本場、ノルウェーにて1993年に結成されたシンフォニック・ブラック・メタルバンドの9thアルバム。
中世を舞台に黒魔術・悪魔・人間、そしてキリストとの関係を描いたおどろおどろしいコンセプト・アルバム。
疾走感のある曲は少なく、どっしりとしたミドル・テンポのヘヴィ・チューンをメインに構成されている。
過去の作品と比較すると、オーケストラなどの導入がなくなったぶん各パートが際立ち、シンプルなブラック・メタルに近くなった印象だが、彼らの持ち味であるシンフォニックさはちっとも失われていない。
分厚いギター、深みのあるデス・ボイスと超絶技巧ドラムが被さり、轟音のようなサウンドが展開される。
各曲それぞれが甲乙つけがたいドラマチックな仕上がりであり、邪悪さの中にもしっかりと「美」を感じさせるアルバムになっている。
abz33003383833 (1)


クレイドル・オブ・フィルス「ダークリー,ダークリー・ヴィーナス・アヴェルサ」(2010年)

日本盤タイトルは「蔭黒の女神アヴェルサ」
1991年にボーカルのダニ・フィルスを中心にイギリスで結成されたシンフォニック・ブラック・メタル/エクストリーム・メタルバンドの9thアルバム。ヴァンパイア・メタルの異名を持つ。
実のところ、↑のディム・ボガーと音楽的にはそう大差はない。だが、こちらの作品(この作品)は上とは対象的に疾走感のある楽曲をメインに構成されている。
ユダヤの伝承にて、アダムの最初の妻とされるリリスを題材にした壮大なコンセプト・アルバム。
冷ややかなシンセの音色、メタリックなギター・リフ、迫力あるドラミングはディム・ボガーにもひけを取らない。
爆音の嵐の中に浮かび上がるダニ・フィルスの独特な変幻自在ボーカルがこれまた凄まじい。囁くような歌い方や呟きが続いたかと思えば唐突に低く唸り、突然掠れた金切り声を上げる。はっきり言ってキチガイじみている。
これだけの作品でありながら聴きやすく仕上げる技術が素晴らしい。
abz33003383833 (2)


ディム・ボガー「ザ・チョウズン・レガシー」



クレイドル・オブ・フィルス「ワン・ファウル・ステップ・オブ・ジ・アビス」

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No title

2017年03月16日 20:26

>反キリスト・黒魔術・悪魔崇拝
水底で言えば深海域ですね。
どちらの曲も聞くだけでハッキリと「悪」を感じるのは流石プロです(´・ω・`)

悪魔は現実世界で既に間に合ってます(;´Д`)

No title

2017年03月19日 02:27

シープネスさん、どもども!

暗黒ゆんゆんってヤツですね、コレ。
この二組ではありませんが、実際にバンドメンバーが協会に火をつけたり、殺人事件起こしたり、言動・行動もヤバイ人達も多いようです;

悪意の塊ってヤツですね・・・。
もっと凄いのもいますが、意図的にカスカスな音で録られている作品も多いので、紹介できませんw

シープネスさんの周囲には悪魔が多そうですよね・・・。